朝のイライラ解消!ママの工夫で子供がスッキリ起きられる5つの秘策
子供がスッキリ起きなくて、朝からイライラすること、ありませんか?
・声をかけても起きない!
・何度も起こしに行かなきゃならないのは時間の無駄!
・せっかく起こしてあげても、起こし方について文句を言ってくる!
1分1秒が惜しい朝に、子供がサクっと起きてくれないと、イライラが爆発して「どっかぁーーーんっ!!!」となるのが当然ですよね。
でも!!!
これからお伝えする5つの秘策を実践してみて下さい。
子供が朝スッキリ起きてくれるようになります。
子供がスッキリ起きられる5つの秘策
「朝の過ごし方」で悩んでいた塾生保護者の方に育脳的子育てとしてお伝えし、成功報告を多数いただいた方法です。
親子ともスッキリ明るく1日を過ごすために、朝のスタートは重要ですよね。
毎朝子供がスッキリ起きてくれれば、あなたも笑顔で見送れるはず(^^)
素敵な朝の時間を過ごすために、是非お試し下さい!
●ごほうび作戦
事前に子供と相談をし、朝起きた時、子供本人の得となるごほうびを準備しておく。
例1:子供の好きなゲームを10分やらせてあげる
例2:子供の大好きな録画番組を観せてあげる
例3:子供の大好物を朝食に出してあげる
お子さん自身、起きてもメリットがないから起きないのです。
朝起きるメリットが認識できていれば、きっと違いが生まれます。
★育脳ポイント★
「事前に相談しておく」
朝起こす際に急に子供に提案しても、頭は回転していませんから言葉が届きませんよ。
●暖かく&明るく作戦
冬になると、寒いからフトンから出たくない!という事態が起こりがちですね。
子供が起きる時刻から逆算して暖房機をつけてあげておくことも「起きやすさ」につながります。
また、起きて欲しい時刻の数十分前から少しずつ室内に自然光が入るようにしてあげると、徐々に脳が目覚め、スムーズな目覚めを促してくれます。
急にカーテンをガっと開けるのではなく、夜明けを疑似体験できるように徐々に朝の光を強くするのがポイントです。
★育脳ポイント★
「自然光を浴びさせる」
季節による日の出時刻の違いや、日照角度の違いなどによってカーテンの開け具合を調節してみてくださいね。
朝、自然光が入らないお部屋の場合は、照明をつけてあげてください。
●起こす声(音)アレンジ作戦
お子さんを起こす時、どんな声をかけていますか?
「起きなさい」<音量:普通>
↓
(数分後)
↓
「起きなさいって言ってるでしょ」<音量:大きめ>
↓
(数分後)
↓
「いつまで寝てるのっ?!いい加減起きなさいっ!!!」<音量:最大>
↓
ガバっ(子供が飛び起きる音)
子供は寝ぼけているなりに、音量最大のお母さんの怒鳴り声を聞き、危機的状態を感じ飛び起きる訳です。
もし、こんな状態が毎日続いているとなると、子供はこの状態に慣れてしまうので、危機的状況にならない限り起きられなくなってしまいます。
要は、<音量:普通>や<音量:大きめ>の段階では、まだ安心安全だから寝ていて大丈夫…と脳が判断してしまう訳です。
そこで、脳に「慣れ」を生じさせないように、起こす時の声がけを変える、または音楽にしてみるのです。
どんな音に反応しやすいかは人それぞれなので、親子とも落ち着いてる休日の日中に相談してみることを提案します。
・どんな声がけで起こされたか?
・どんな音楽(曲)だと起きやすいか?
うまくいった声がけ・音(曲)、うまくいかなかった声がけ・ 音(曲)について後日振り返ってみてください。
その上で、また更にアレンジしていくのです。
★育脳ポイント★
「目覚めやすい声や音を探ってみる」
ある実験によると、”本人が心地よいと感じた音だから起きられる”とは限らないとのこと。
心地よさから返って起きない場合があることも分かっています。
●伸び伸び作戦
「起きて!」ではなく、「おフトンの中で伸びて~」からスタートする。
夢の世界から現実の世界に誘(いざな)うために、いきなりフトンから出て「起きろ」とするのではなく、その間の動作を入れ目覚めを促進する方法です。
・伸びをする
・手を握ったり開いたりする(グー/パーをリズミカルに行う)
・足の指を開いたり閉じたりする
その際、カウントダウンを行ってあげると、フトンから飛び出すきっかけをつかみやすいですよ。
例:伸びて伸びて~!さあ~起きるよ~!5・4・3・2・1・発射っ!!
この方法も起こす際に突然「伸びて」と言われても反応できない(しない)と思うので、子供に事前に伝えて同意を得ておきましょう。
★育脳ポイント★
「目覚めの儀式を習慣化(ルーティン化)する」
寝ぼけていても、身体を動かせば自然に起きやすくなる…という成功体験を積めば、「起きられる」という自信につながり、更なる成功体験になっていきます。
●自動操縦作戦
朝起きたら何をするかを指示しながら起こす。
やっと起きても頭は回転していませんし、そもそも子供自身はテキパキ動く気なんてないはずです。
だからこそ、「早くしなさい」「さっさとやって」なんて具体性に欠ける声がけをしても行動は変わらないのです。
子供本人に考えさせるのではなく、その先の行動を指示してあげるという親切さが必要です。
例:さあ起きよう!起きたらまずトイレに行こうね!
いちいち付いて指示していられないわ!という声が聞こえてきそうですね。
そこでおススメなのが、次の行動をポスターで示してあげる方法です。
起きてまずトイレに行かせたら、トイレの中または出たところに、次の行動を示すポスターを貼っておくのです。
例:トイレの後は歯を磨こう
*子供の寝ぼけている頭に届きやすくするため、文字だけではなくイラストを書き添えるのが上手くいくコツです。
歯磨きをする場所には、また次の行動についてポスターを貼っておきます。
しっかり目覚めていない頭でも、行く先々のポスターを見てその通りの行動をしていくと、朝の準備が一通り完了してしまうという作戦です。
★育脳ポイント★
「親が勝手にやる順番を決めない」
事前に子供と話し合いをして、
・流れを相談して決めておくこと
・相談した内容をポスターにすること
これが最大の成功の鍵です。
ママの工夫で朝のイライラ根本解決!
さて、5つの秘策をお伝えしてきましたが、何かお気づきでしょうか?
「起こす(親が主体)」を手放さない限り、根本解決は図れません。
「起きたくなる(子供が主体)」を作り出すことが必要です。
5つの秘策をただ試してもらっても成果は出せると思いますが、根本解決につなげるためには、朝起きるという行為を子供が「自分事」と捉えられるように導くのが1番です。
という訳で、ここからは・・・
「根本解決!!」
「自主的に起きられる子供に育てるための育脳アイデア!!」
をお話していきます。
親子で以下内容について話し合ってみてください。
【 朝、どのように過ごしたい?】
・ゆったり
・のんびり
・どなられずに
・急かされずに
・マイペースで
・ゆとりを持って
【理想の朝の様子は?】
・バタバタせずに(時間と心に余裕をもって)出かけられる
・ゆっくり朝ごはんを食べられる
・「早くはやく」って言われない(言ってほしくない/言われるのがイヤだ)
【どうすれば理想の朝にできる?】
【理想の朝を実現するために私(親)が協力できることは何?】
以上のような話し合いや相談をした上で、
・ごほうび作戦→何時までに起きたら、どんなごほうび?を相談する。
・ 暖かく&明るく作戦→暖かさや明るさが、起きやすさにつながったか振り返ってみる。
・ 起こす声(音)アレンジ作戦→どんな声がけ?どんな音(曲)?を相談する。
・ 伸び伸び作戦→起きやすくなるための動き(儀式)について相談する。
・ 自動操縦作戦→理想の朝を過ごすための行動を、親子で協力してポスターにする。
そして、1週間か2週間たった時点で、再び親子で相談する時間を取ってください。
・うまくいったこと、いかなかったことは?
・要因は?
・変更点は?
1度決めて終わりではなく、修正を繰り返しながら親子で理想の朝に近づけていくのです。
親は「させる」のではなく、子供の思い描く理想の朝に近づけ、実現させるために「協力する/支援する」というスタンスです。
ですが、1点気にかけて欲しいことがあります。
親が思っている以上に子供達は日々色々なストレスと戦っています。
子供の年齢は関係ありません。
本人達は、大人達が思っている以上に様々なことに気を配り対応しているのです。
起きられないことが、本人の「起きようとする思い」だけでは解決しない場合があります。
起立性調節障害等、身体の不調による場合も考えられます。
話し合いの場では「起きるのが当たり前」というスタンスではなく、「起きられない状態」ということに気づける懐の深さで臨んで下さい。
↑自分の苦い経験からの言葉です。
私自身は、「こうあるべき」というスタンスでの子育てだったので、我が子には苦しい思いを沢山させてしまいました(涙)
「まとめ」
さて、いかがでしたか?
子供たちはある日突然「自立した生活」が送れるようになるのではなく、日常生活の過ごし方次第で、自分で考えて行動できる子供に育っていくのです。
朝の過ごし方について、トライ&エラーを繰り返しながら、親子で協力し合いながら理想とする状態に近づけていってください。
1日のスタートの大切な朝が、あなたもお子さんも笑顔で過ごせるように、そして笑顔でお子さんを見送れるように、今回お伝えした5つの秘訣を是非試してみてください。