科学実験のご報告その3(全4回)
表面張力の不思議を解き明かそう!
(表面張力と洗剤の秘密)
夏期講習の科学実験レポート、第3回目です。
今回は、水の表面張力に関する実験を行い、洗剤がこの力にどのように影響を与えるのかを学びました。
さらに、表面張力を使ったボートの実験にも挑戦しました。
実験の概要
今回の実験では、まず1円玉に水滴を垂らし、どれだけの水が乗るかを確認しました。
その後、洗剤を加えることで表面張力がどのように変わるのかを観察しました。
水の分子が引っ張り合っているために生じる表面張力が、洗剤の影響でどのように弱まるのかを、実際に目で見て確かめることができました。
さらに後半では、クリアファイルを使ったボートの実験を行い、表面張力を利用してボートを動かす仕組みについて学びました。
実験の進行方法
子どもたち自身が行った実験!
この実験も、すべて子どもたち自身が手を動かして行いました。
1円玉に水滴を乗せる際、みんな真剣な表情で水の「力」を観察しました。
ほとんどのお子さんが「数滴しか乗らないだろう」と予想していましたが、20滴から強者は90滴近く(!!!)の水を1円玉に乗せることができました。
予想外の結果に、驚きと興味を持って取り組んでいました。
また、クリアファイルをカットした小さな短冊を使ってボートを作り、水に浮かべる実験にも挑戦しました。
ただ浮かべただけでは動かないボートが、後ろに洗剤をつけることで前に進む様子に、子どもたちは驚きを隠せませんでした。
実験後の説明:プレゼン画像&説明で理解を深める
実験後は、表面張力がどのように働いているのか、そして洗剤がその力をどのように変化させたのかを、PCでのプレゼンテーションを通じて説明しました。
子どもたちは、実験で見た現象がどのようにして起こったのかを理解し、日常生活でも見られる「不思議」に興味を持ったようです。
実験のポイント
表面張力の力とは?
水の分子同士が引っ張り合うことで生まれる表面張力について学びました。
子どもたちは、1円玉の上に思ったより多くの水滴が乗る様子を見て、その力の強さに驚いていました。
ボートの実験:表面張力を使って動く仕組み
後半の実験では、クリアファイルを使って作った小さなボートを水に浮かべました。
洗剤をつけた部分の表面張力が弱まり、ボートの前方の強い表面張力に引っ張られることで、ボートが前に進む様子を観察しました。
子どもたちは、この現象を通じて表面張力の力とその変化が物に与える影響を学びました。
まとめ
今回の実験を通じて、子どもたちは日常的に目にする水の性質について、新しい視点を持つことができました。
自ら実験を行い、しくみ解説を聞き理解を深めることで、表面張力という身近な現象に対する理解が深まりました。
次回のブログでは、この夏期講習全体のまとめと、子どもたちへの期待をお伝えします。どうぞお楽しみに!