子どもの対処能力をつぶす台詞が口癖?!クローンネズミからの学び第2弾

前回のブログ「子供の対処能力が上がる!クローンネズミからの学びとは?」では、


一見、考えずに動いた方が早く解決できる時もあるが、困難にぶつかっても、状況をしっかり見極め、打開案を考え行動する方が、様々な困難への対処能力が磨かれる。


という話をしました。

今日はその話を、別角度から見つめ直してみたいと思います。

東大教授であり、最先端の脳研究をされている池谷裕二氏の講演「脳を活性化する方法」について聴いた話を紹介します。

ネズミが、迷路の中でゴールのチョコに到達するまでの様子を観察し、「学習」について紐解く実験の中で、遺伝子が全て同じクローンネズミですら、「学び」〜即ちチョコへの到達時間に差があったそうです。

チョコレート

この話は、人間特有の「家庭環境を整える」話にもつながる気がしました。

なぜならば、個々のねずみの意識(チョコにたどり着きたい!という意欲)が大切なのはもちろんですが、その場しのぎの学びではなく、今後につながる学び方を学ぶためにはトライ&エラーを繰り返せる環境(ネズミがチョコにたどり着くまでトコトンやらせてあげる)が必要だったからです。

人間に置き換えると、子供のトライ&エラーを親がどれほど温かく見守り応援できるかが、今後の成長に大きく関わるということです。

「早くしなさい」という台詞で目先のゴールに急かすことが、子供の健全な成長によい影響を及ぼさないという事実を、単なる子育ての「こうあるべき」という話ではなく、「脳研究に基づく」という観点で聞けて非常に面白かったです。

そして、この話は今まさしく子育て中の保護者の方々に、聴いてほしい!!と思いました。

そこで、その講演会で池谷氏に「私の地元でも是非講演してください!」と直談判したところ、なんと了承して頂けました!!!

あなたは、お子さんに「早くしなさい」「まだ〜できていないの?!」と、急かしているなぁ〜、という心当たりはないですか?

もしかしてそれは、「早くゴールにたどり着くのが正解だ」という、あなたの思い込みから発せられる台詞なのかもしれません。

子供のトライ&エラーを温かく見守りたいけど出来ない、そんなあなたに、脳研究の第一人者!池谷教授が最新の研究成果をレクチャー。

2019/07/25(木)十日町クロステンに池谷教授が講演会にお越しくださいます!!!!!

定員の100名に達したので、受付は終了しました。
ありがとうございました。

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